そよ風に揺れるピンクのチューリップ。周囲を淡いピンクに染め抜く桜吹雪…。冬が去り春の到来に、気分も明るくなります。春はカナダのフェスティバルシーズンの始まりでもあり、バンクーバーやケベック・シティなどでは通りに面したカフェの屋外テーブルで憩いのひとときを楽しむ人々が増え始める季節でもあります。人混みの少ないショルダーシーズンは、ゆったりと旅を楽しむには最適のシーズンです。カナダの春をたっぷり味わってみませんか。
体験
1933年から続く春の祭典、アナポリスバレー・アップル・ブロッサム・フェスティバル(ハリファックスから2時間)では地元農家との交流が楽しめます。このフェスティバルをとことん楽しむなら、ファンディ湾沿いの果樹園を縫うように走るドライブもお忘れなく。地元の人が楽しむ茶会、ローカルツアー、花火、歴史的な軍事パレード広場「グランドパレード」など見どころがたくさんあります。
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ジャズ、ロック、フランス語の音楽、インディーズなど、最新のアーティストや音楽が登場するカナディアン・ミュージック・ウィーク・フェスティバル。この種のフェスティバルとしてはカナダ最大級を誇ります。トロント市内の40会場で、35カ国から集まった全900組のミュージシャンのステージが楽しめる人気イベントです。
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サスカトゥーンから車で東へ3時間。ポーキュパイン平原の南に広がる「ブッシュ(低木地帯)」で毎年開催されるエレクトロニックミュージックとアートのフェスティバル「ベース・イン・ザ・ブッシュ」。気持ちいいくらいに余計な飾りを排してシンプルに徹し、手作り感やボヘミアン感覚を前面に打ち出した素朴なイベントです。自然を生かした会場はこじんまりとしていて、とてもフレンドリー。音楽だけでなく、出店しているショップや観客も主役のイベントなのです。
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多様なフェスティバルが堪能できるモントリオール。地元の人々に混じってとことん楽しみましょう。6月のミューラル・フェスティバルでは壁画アートを、クラフトビールを味わうなら5月のビアフェストがおすすめ。植物園では、温室内に何千もの蝶が放たれます。焼きたてのおいしそうな香りがたまらないクロワッサン・フェスティバル や、4カ月にわたって屋外ダンスパーティーが続く ピクニック・エレクトロニックも人気です。
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ホワイトホースから車で6時間の歴史の街ドーソン・シティ。ここでユーコンっ子が冬が終わった喜びを爆発させるのが、ソー・ディ・グラス・スプリング・フェスティバル。干し草の山に隠された「ルーニー」(1ドル硬貨)探し、雪像コンテスト、斧投げ、“口パク”ミュージカルコンテスト、犬ぞり競争、花火、唐辛子の味見など、無料で楽しめる元気いっぱいの地域イベントです。
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うららかな春は、海と山に囲まれた西海岸の大都市バンクーバーを訪れるおすすめのシーズンです。大人気のバンクーバー桜祭りでは、満開の桜を見ながら街を散策。国際的な現代アート・フェア、アート・バンクーバーでは世界中の才能あふれる芸術家や著名なギャラリーの作品が堪能できます。新作から著名な芸術家の作品が一堂に会します。
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第二次対戦中の協力のお礼としてオランダからカナダに贈られたチューリップ。首都オタワで育まれ、今や世界最大規模を誇るカナダ・チューリップ・フェスティバルとして注目を集めています。ダウンタウンにあるメイン会場のコミッショナーズ・パークには、60種類、25万本のチューリップが咲き誇ります。リドー運河のチューリップも見どころです。
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